アザレのシカク

カテゴリが多すぎる兼業主婦アザさんの視覚?死角?□?な日記

湖池屋 PRIDE POTATO 「紀州岡畑農園の梅」 - それは穏やかな春の訪れ

去年やったんで受験シーズンの皆さまには寒中お見舞い申し上げます、二児の母です。

KOIKEYA PRIDE POTATOの製品をこれまで楽しんできて、優しい味や各種の出汁の旨味を極め続けた挙句に、すべてを削ぎ落した前回の「うす塩」まで行きついた感がありました。

じゃあ次は一体どんな旨味だしてくるん?と興味津々だったのですが・・・

そうか、季節柄これがあったか。ちうわけで表題の梅味(以下、PRIDE POTATO 梅味と記す)について以下に書きます。

 

最近は PRIDE POTATO 愛が高じて、新作については同じ系統の味を打ち出している他社・同社ポテチとの食べ比べをしています。ただし、今回の梅系については身近では以下ぐらいしかありませんで・・・

  1. カルビー「堅あげポテト 梅味」
  2. カルビーかっぱえびせん 紀州の梅」
  3. 湖池屋「すっぱムーチョ さっぱり梅味」

1. とのみ、食べ比べました。

2. はポテチではないし、3. は酢の酸味を効かせてくることが容易に想像できたので、風味比較の対象外としました。

 

さて、恒例の「袋あけ」(パッケージあけたてのところに顔を突っ込んでスーハーすること。ワインテイスティングでいうところのコルク確認に通じる神聖な行為)。

 香りは梅なんで置いといて(←今回はここだけざっくりさせて欲しい)、驚いたのは梅粒子の細やかさです。こんなに繊細なピンクのグラデーション、おらポテチでは見たことがねぇぞ(野沢雅子の声で)・・・!!!!!

 

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そして一口目で感じたことは、かつて郷里の梅園を散策に行ったときの、梅花の(香りも含めた)控え目な優しさや儚さでありました。

そう、本来、梅というものは優しい・・・。

桜のような派手さはないけれど、いよいよ寒くなってきて春を待ちわびるわたしたち日本人のために、小さな声で「もう少しがんばって」と声をかけてくれるのが梅の花であった。そんな風景を思い起こさせてくれる、(まさかの)ポテチ。

 

これまでの梅系スナックのイメージは、ベージュ色のスナック素地の上にある程度塊が見える梅色の粗い粒が乗っていたり、あるいは練り込まれているものです。梅の、というよりは梅干しらしい酸っぱさを分かりやすく味覚に訴えるには、のように、梅粒子をある程度粗くすれば良いのでしょう。そこをきちんと踏襲しているのが下の写真左の「堅あげ 梅味」で、右の PRIDE POTATO 梅味とは実に好対照です。

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今回の PRIDE POTATO 梅味の革新的なところは、

梅だけど、どこまでも優しい味

すなわち

梅ビギナーにも受け入れやすいおいしさ

にあります。

ちなみに今回の記事には「妊婦じゃないけど酸っぱいもの倶楽部」(妊婦さんは名誉会員とす。)というカテゴリを久々に使っていまして、つまりわたしはもともと酸っぱいもの、特に梅の味が大好きな性分。梅モノのおかしにことごとく手を伸ばしてきて気付いたことは、当然ながら、梅が好きな人をターゲットにすると酸っぱさが強くなる傾向があるということです。

 

PRIDE POTATO が目指す美味しさは、粉(塩含む)の味が強いジャンク的なうまみではなく、

  • おいもの香ばしさや後味
  • 出汁系の旨味
  • 塩(プラスアルファ)の突出した味つけ
  • 上記3つを考慮した上で決められている厚みの違い(食感)

の四位一体感にあります。

 

賞味しながら原材料表を見て思うに、PRIDE POTATO 梅味は、食べやすい梅味を目指して、糖類による甘さをまずベースに敷いています。ピクルス液を家で作るときでも、砂糖の量をケチると酸味が尖って食べづらくなり、砂糖の比率を多くすればいきなり食べやすくなる。

ただし甘いだけのポテチはきもちわるいので、やや厚切り - ザクッと感 - にすることでおいもの存在感(香ばしさ)を上げ、そこへ万能の神である出汁テイストを加えることで新しい梅バランスを生み出しました。


ちなみに今回、この2品の食べ比べ自体が非常に美味しかったことを最後に挙げておきましょう。

梅干しらしい酸っぱさとガリガリ感の「堅あげ 梅味」、こちらばかり食べるかたがいたら、自分はそう・・・

「お達者ですねえ」

と言います。そのぐらい、アゴに来るデシベルや衝撃がけっこう蓄積してきます。これだけですと、じじいばばあにはきついかも知れません。

しかし、書くの2度目ですが優しげな PRIDE POTATO 梅とは実に好対照なタッグで、例えるならばモンゴルマンバッファローマンの「1000万パワーズ」ぐらいのポテンシャルを発揮します。この食べ比べは本当に止まらず、自分は油に負けやすい胃腸であるのに今回3袋ずつぐらい食ってしまいました。今は歯を食いしばり血の涙を流しながら封印しています。

お題「ちょっとした贅沢」