アザレのシカク

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むすめ、空手やめるってよ - 習い事の辞め時について

今夏は忙しさでダイエットに成功しました、二児の母です。

むすめは4歳のころに「おかーさんといっしょにどうじょういく!」とホッペツヤツヤの笑顔で空手を始めたのですが、今年の夏休みのうちにどんどん道場との距離感があいていってしまいました。

わたしたち夫婦から本人には、

  • 始めたことを安易に辞める癖をつけないでほしい
  • 何事も、続けないと上手にはならないし、なかなか面白さも出てこない

ことを折に触れて伝えてきたのですが、本人が道場へ行きたがらない状況が変わりませんでした。むすめはまだ園児ですが、女の子ということもあり、口が達者で自己主張がはっきりしており「親の言うことには何が何でも従う」という考えは早くも薄まり気味です。自分が納得しないと動かないタイプ。

夫婦で話し合った結果、今月をもって空手を辞める手続きに踏み切りました。

 

わたし自身が道場の稽古生で、子どもの稽古クラスの様子を見学したり参加もしてきました。むすめが「辞めたい」という経緯に至った事情や考察を夫へ説明するとき、けっこうあれこれと「子どもの習いごととの向き合い方について考え、うまく内容がまとまったかな~と思ったので、参考までにメモしておきます。

子どもの習いごと事情

今どき、子どもの習いごと(今回は園児ぐらいから始まるものをイメージしています)は百花繚乱。特に「何をしてあげたらいいかわからないが、何かしてやりたい」最初の子どもに対しては、そんな親の気持ちを見透かすように様々な業者がチラシを見せつけてくる一大産業。(そう!あれは全部「その会社が買ってほしいものを押し付けてきているセールス」なのですよ!)

で たいがいのことは、学ばせようと思えば可能な時代となりました。

オリンピック選手や野球選手は幼少期からその種目の特訓を始めているというエピソードを聞くことも多く、わが子にも「ノれる種目が見つかれば」という願いをこめて習い事を探す親御さんも少なくないのではないでしょうか(東京五輪までは、子どものスポーツ関連教室がバブルを迎えたりして・・・)

習いごとが長続きする要因

保護者が子どもに(あるいは子ども自身が)どのような習いごとを選ぶかについては、様々なきっかけがあり、始めてみてわかることも色々あります。
こういう習いごとなら長続きしそうだというケースを、わたしの周辺の方々をみた経験から挙げてみます。

  1. 身内がコーチであること
    家の外も中も練習場。習いごとに関しては最強の環境とも言えそうですが、親が習いごとの出来で子どもを評価する育て方にならないように気を付ける必要はありそう。
    習いごとでつまずきがあった場合に、子どもの自己価値を傷つけないようにケアができると、雪の重みでしなった竹がポキリとは折れずいつかまたシャンと立つように、しなやかに立ち直れるのでは。

  2. 身内に、それを習っている人がいること
    空手の場合、上のきょうだいが習っているとその次の子の競争心に火がつき、きょうだいそれぞれが強い選手に育っていくケースはしばしば見かけます。

  3. 習いごとのコミュニティと相性がよいこと
    園や学校とはまた違う知り合いができるのが、習いごとを通したコミュニティだったりします。
    親子ともに「行くと楽しい、ここならではの友達がいる」場所であれば、その習いごとは続きやすくなります。そのコミュニティで同世代の良きライバルが出来ると、2. のシナリオのようにそれぞれが伸びやすくなります。
    行事や発表会など、コミュニティのメンバーが協力して成功させるイベントには積極的に参加してみてください。メンバーの雰囲気と自分たち(親・子)が打ち解けやすいかどうか、目安になります。

  4. 子どもとの相性がいい(技術を上げる地味なステップでも楽しめる)もの
    子どものひとりが生まれながらに「できること・できないこと」の差が激しい性質であったことから、
    周りの子がやっているからうちもやりたくなる気持ち と
    その子どもに合ったものを選ぶ大切さ
    の2つは、ずっと天秤にかけてきました。
    個人的に思うのは、どんな習いごとであっても「技術をちょっと上に持ち上げるための地味な練習」を繰り返さねばならない時期がくるもので、そこをさほど苦にならず続けられれば「向いている」と言えそうだ、ということです。

  5. 家族みんなで応援していること
    家庭内でも習いごとに関する話題がよくあがっていそうで、イベントに家族たちが気持ちと共にしっかりと付き添っている家庭の子どもは、習いごとと生活との一体感が高いようです。空手に関しては大きな大会で優勝をおさめたりと、成果もよく出ています。

    (昨今いろいろな家庭がある中で贅沢な話なのかもしれませんが)例えば保護者が2人いる家庭ならば、その片方だけに習いごとの見学・管理をさせるのではなく、家族全員でその子の習いごとに対して興味を向けてあげることは、それを続ける子どもに大きな心の支えになるように思います。

習いごとの辞めどき

  1. そのクラスでの成長がのぞめない状況になった
    むすめの場合、子ども初級クラスは「簡単すぎてつまらない」。先生から許可をいただいて子ども中級クラスに入ったけれど、内容が初級とは異なっていて「手加減をしてくれない先輩がいて怖い」。
    つまり、存在するいずれのクラスにもフィットしない状況に陥ってしまいました。(もちろん先生からも温かいご協力がありつつ説得を続けたものの、辞める経緯となりました)

    悔やまれたのは、習い事を始める段階で
    「このぐらい長くやらないと上達は見込めないから、最低でも〇〇年は続けよう」
    「〇〇が出来るようになるまでは、頑張ろう」
    など、目的や期間を先に子どもへ提示しておけばよかった・・・ということです。本人に目標があれば、このような宙ぶらりんの状態に陥った場合でも、初心(目標)を思い出してもらえば挽回が出来たかもしれません。

  2. 目標の再設定が効かない
    1. を書いていて思ったことですが、最初に目標を立てなかったとしても、そもそも目標というものは技術があがったときや状況が変わってきたときに再設定すればいいんです。
    「目標を立て直そう」となったときに、本人の気持ちがとっくに折れていたり、まったく別のことに関心・適性が向いていたら、それは難しいと思われます。

  3. 子どもの得意なこととは明らかに道が違う
    「続けていけば伸びる」こともあるのでしょうが、どちらかというと「もともと得意なことだから伸びる」ケースのほうばかり目にしています。
    むすめは空手を始めてから辞めるまでの間に、新体操選手のように柔らかくなり、伸びやかに勢いをつけて回ったりすることはひじょうに得意になりましたが、最後までファイティングポーズをよその子に対してとれる人ではありませんでした。

  4. よきライバルがいない
    長続きする要因にも書いたとおりで、「その場に行くと居るお友達」と相性がいいと、ちょっとした空き時間からもう楽しく過ごせるようになるものです。
    むすめの場合、仲良くなれる同年代といえば園児。同じ場にいるだけでも打ち解けた感じの、同じ年頃の子たちがいたのですが、なにぶんさまざまな事情・体調がある年頃であり、まだ本腰入れて空手する年頃でもないので、会える機会がだいぶ少なかったこともまた辞める要因になってしまったかもしれません。
    ちょっと年上のおねえさんたちは稽古熱心でいつも来ていたので、開始までの空き時間にむすめにも声をかけてくれたら良かったように思いますが、おねえさんたちもまだまだそういった大人びたことができる年代ではなく、自分の同年代の子たちでまとまるのが当たり前でした。まぁ、そういうものです。

 

先生(わたしの師匠)にむすめの退会ご許可をいただいてから、じっとその日の子どもクラスやむすめの様子を見学していました。

ちいさな稽古着姿もそろそろ見納めか。あっという間だったけど、かわいかったし、よく頑張ったな。
という実感や、もう二度と戻ってこないこのひと時が切なくてたまらず、きょうは子どもクラスの見学席から未練がましく動画を撮ったりどうでもいいアングルで写真を撮ったり、見るからに修行が足りない親の姿でありました。

 

※お題「最近涙したこと」