「妊婦じゃないけど酸っぱいもの倶楽部」(※)総裁として、去年ぐらいから生あんずにも注目しています。
生あんずは、実家の父(へんな学者)がもう目がなくてモシャモシャ食うてるらしいんですけど、
生で食べると味が薄いというか、酸味や甘味も大したことなくてそんなにうまい果物じゃないスよね
しかし、これでジャムを作るとイイ感じに酸っぱくなるのです・・・!
去年やってみたらとても自分好みの「酸っぱいあんずジャム」が出来たので、
今年も待ちに待ったパック売りの生あんずを見かけたところでさらってきて、ジャム作りです。
個人的には、ざっくり果肉が崩れてるジャムのほうが使いやすいので、洗ったあんずを(皮ごと)ほどほどに手で握り崩しながら鍋に突っ込んでいきます。
こう、アンビエントな感じで・・・
砂糖はだいたいあんずの重さの4割ぐらいかな。甘さ控えめでも美味しくない。
自分の味覚や酸っぱいもの倶楽部会員のグレードに合わせて調節するといいです。
鍋で弱火にかけ、たまに混ぜつつ放置していき
テキトーに計っておいた砂糖を足したり、最後に酸っぱいもの倶楽部必須のレモン汁をギュッと絞り入れるなど、ほどほどの味付けプレイをしてから
「こんな程度のとろみじゃ・・・死んだ親父が納得できねえよ!!」
ぐらいのとろみがついたところで火を止めて、煮沸殺菌しといたテキトーなビンに詰めれば、こんな感じに出来上がります。
おもっくそカンタンだし。
「りんご 9/28」じゃねーし。
ですが、こうして生あんずから作ったジャムは市販のあんずジャムよりも酸味が立っていて甘すぎず、
例えば小岩井系のヨーグルト(容器が三角で、生クリームっぽい味わい)に混ぜて食べたりすると・・・ンン~~美味しいのですよ。
今回は、煮詰める間にウッカリしてたら少々焦げが出てしまってあわててかき回したんですけど
それがカラメリゼっぽい風味を出していて余計に美味しいです。
(そういえばタルトタタンを作るときも、うまいことウッカリするとそういうめちゃくちゃ美味しいカタマリお焦げが底にできたので、わたしはこれを「奇跡のカラメル」と呼んでいました)
父にも「生あんずは、ジャムにするとうまい。」って教えてあげないとな・・・
※妊婦さんは名誉会員とす