アザレのシカク

カテゴリが多すぎる兼業主婦アザさんの視覚?死角?□?な日記

ドラえもん、詩はもっと簡単でいいんだね。

(お題に対して)最近、ではないのですが、ちょっとむかしの話を思い出したので・・・。

 

息子が小学校にあがるときに、親戚がこの本をプレゼントしてくれたことがありました。

ドラえもんの国語おもしろ攻略―詩が大すきになる (ドラえもんの学習シリーズ)

その頃わたしはSNSにおいて、素晴らしい詩を書き、また世の中にある素晴らしい詩篇を解説する市井のかたがたと交流をもたせていただいていた時期でした。

彼らから刺激を受ける中で、「自分もこの方々に読まれる相当のものを書かないと」というハードルを勝手に作り上げてしまったりして、
結果、下手に難しい語彙や言い回しを使いがちでした。


しかし、この本をわたしも読ませてもらったことで、

「詩は、こんなに短くてシンプルなものでも、充分 "イイ" んだ!」

と目からうろこがチンジャラジャラジャラジャラしました。



まずこの本の素晴らしいところは、

◆紹介されている詩が、子どもの心をダイレクトにつかむ面白さをもっていること。

タンポポ」 まど・みちお

だれでも タンポポをすきです
どうぶつたちも 大すきです

でも どうぶつたちは
タンポポの ことを
タンポポとは いいません
めいめい こう よんでいます

イヌ     …ワンフォフォ
ウシ     …ターモーモ
ハト     …ポッポン
カラス    …ターター
デンデンムシ …タンタンポ
タニシ    …タンココ
カエル    …ポポタ
ナメクジ   …タヌーペ
テントウムシ …タンポンタン
ヘビ     …タン
チョウチョウ …ポポポポ

 

さらに、
ドラえもんの漫画を使って解説をしているページでは、 子どものうちに心に刻みこんでおいてもらいたい

「共感性(思いやり)」「自尊心」の大切さを説いていること。

「詩は、自由さが大切なんだ。」
「だから、のびのびしているんだね」
「自分と違う感じ方や考え方の人を、認めよう!その優しさが詩には大切なんだ。」

「ぼくの個性は、ぼくだけのもの。誰も、ぼくにはなれないんだ。」
「きみが、きみらしく生きていくこと。それだけでいいんだ。それこそが、素晴らしいことなんだ。」

 

最後のシメに、読者の子どもたちへこんな詩が贈られていたりするんですよ。

「かわっていくこと」 折原みと

かわっていくことは、こわくない。

ワクワクしたいな。
明日の自分に。

 

たったこれだけの文字数でも、伝わるものがありますよね。

なんかもう、ジ~ンときてしまいまして。

 

詰め込みすぎるわけにもいかないページ数の中に、詩の基本テクニック(縦読みなど)の紹介もきちんと含めており、

いったいこの編者は何者なのかと思いました。


子どもができたことで、本屋の子ども用書籍コーナーへ足を運ぶ機会がとても増えたのですが、

子ども向けに書かれた各種解説書って、なかなかあなどれないもんですね。


◆子どもでも分かるように、物事の本質を説く。
◆最後まで飽きられないように、面白く・短くまとめて書く。

こういうふうに書かなきゃ売れない、という縛りがある感じ。 

映画批評をしている友人がかつて、「評論家ってのはね、難しいことを難しそうに書くもんだよ」なんて笑っていましたけども、子ども向けに書くという作業はそういう気取ったスタンスの評論家たちの先に行っている、さらに難しいことなのではないかしらと思いました。 

この本を自分も読んだことで、書く文章についてはこういった「子ども向け」の考え方を取り入れていこうと思ったきっかけにもなりました。

その練習として、
わたしも、同じような感覚で一遍の詩を書いて今日は終わろうと思います。

「一本ぐそ」  アザレ

あまりにもおおしくて、ほこらしいのが
毎朝でる

みんなにみせてあげたいね
だけど神様「ノノン、ノーン!」

 

今週のお題 「最近おもしろかった本」