ママちゃんは最強漬け。

子どもの発達特性や不登校などの課題に寄り添うママの備忘録

床屋が共産主義風にしてきた夫の髪型を更生させる

ママンは激怒した。まいど、二児の母です。

 

夫と息子は近所の、地域に馴染んだ「ヘアーサロンないとう(仮)」という床屋に長年通ってきた。

行きつけだから店のおじさんも顔を知ってくださっているし、コロコロコミックを読みながら待てるというのがお気に入りだった模様。

 

思えば、数週間前に息子だけがカットに出向いて帰ってきたときにその兆候はあった。

「あれっ?」と思ったが、

「昔ふうのスポーツ刈りか」と自分をやや強引に納得させて、そのうち息子は息子で毎朝さほどキッチリしてない髪型に戻っていったので、違和感も薄れていった。その矢先の出来事であった。

 

おととい「ちょっと伸びたよね、ないとう行ってくるわ」と言って、帰ってきた夫の髪型をみたわたくし、冒頭へ戻る。

 

なにしてくれとんねん、ないとう。

速攻、呼び捨てであった。

 

危険すぎるので極力控えた書き方にしたいのだが・・・某国では最も偉い男性だけが許されるヘアスタイルがあるのではないかとこの頃思っていて、夫のヘアはまさにソッチ系に持っていかれていた。調べてみるに、最近のメッシがかなりそれと近かった。

f:id:azarenia:20170723220448j:plain

パパヌンティウスよ、「メッシみたいにしてください」と言ったのならまだ分かる。一体いつから君は、にわかサッカーファンを超えたのだい。

 

万が一そうであったとしても、メッシはヘアセットしてトップをクイッと立てているではないか。お前という者は、なんもされないで帰ってきているから、細面の顔が引き立ってこっちの人まで彷彿とさせているではないか。

f:id:azarenia:20170723222112j:plain

ちょっとここ(椅子)座ってみて。

と言い、思いっきり刈り上げられたサイドの上にしっかりと「乗っかった」感じになった、夫のヘアトップをかきあげ観察した。

伸びっぱなしだったこの部分に漉(す)きといった工夫は施されておらず、まさにビフォーのまま「乗っかって」いて、その妙なかわいさがわたしの怒りに拍車をかけた。

 

こんなことは今までになく、まぁ普通の短いおじさん風カット、ぐらいで済んでいたのだが・・・。

極限まで刈られたサイドを眺めながら、昼間通りがかるたびに店先で居眠りをしているないとう氏の情景を思い出していた。

まどろみのうちに彼の中の何かがいつの間にかひなびてかすれ、消えていった(失礼)。

 

わたしがときどきお世話になってた美容院がすぐ近くにあるから、そこ行って直してもらうといいよと提案をした。

 

夫は服装や髪型をはじめファッションというものに気を配ったことがなく、自由で男だらけだった学生時代を色々な意味で引きずっているので「美容師へどうお願いしたらいいかわからない」と言い張ったし、そういうこじゃれたことについてヨシ調べよう、という考えも持ち合わせていなかった。

 

しかしこのままでは、彼が視界に入るたびにわたしは、そういう彼の性質およびないとう氏に対して、怒りや残念感ひいては憎しみを抱いてしまう。

 

日々そういうメンタルで過ごすことは子どもたちも含めた家族それぞれに暗い影を落とすことが目に見えていたので、「わたしがお金を出すし、指示書も渡すから美容院へ行って」と懇願した。

 

強引にその翌日に行けるよう美容院の予約をとり、美容師へ渡す指示書を夜半のうちに作成した。

 

下書きまでして、分かりやすく必要最低限のことを盛り込んだ。

 

【指示書の内容】

①今のヘアカットの困り点について、説明

高いデザイン性は無しで、サイドとトップがくっきり分かれた状況。トップが長く、分け目がある。本人も分け目が出るのが気になっているが、どうスタイリングして良いか分からない。スタイリング経験もなし。

 

②修正してほしい方向性

トップのボリュームを削ぎサイドと馴染むよう調整を。トップは分け目が出ないくらい短くても良い。オシャレな短髪を目指していただきたい。

 

③本人のファッションやライフスタイル

自由度の高いビジネスカジュアルなのでシャープなイメージ。ジョギングが趣味で暑がりなのでスポーティな方向性も良し。

 

夫は余計な出費を避ける人間ということもあり、完成させた指示書に目を通しても不満顔であった。

 

何も文句を言わないまま不満顔が続くときの彼からはとても離れたくなるが、今回だけはお願いを通さなければ。

 

「最後に、 "ほぼこういう流れでお願いしたいのですが、本人と話し合いながら進めてください" と書いてあったって、俺からは話し合うことなんて無い」

とまで言われ、この野郎どこまで保守的なんだと噛み付きそうになったけれど、自分のミッションを通すためとにかく冷静に、しかし彼のヘアスタイルからつい目を逸らしてしまいつつ、懇願した。

 

「話し合う、といっても流れとしては、美容師さんから指示書を元にモデル写真などを提示されて、こういう感じのヘアスタイルにしていいですかというご提案が来るから、それについてGOサインを出してもらえればそれで良いです。

とにかくお願いします」

 

帰ってきた夫はメッシを超えていた。

ちょっとベッカムかと思った(表現が古い)。何より、笑顔だった。

 

「君の作った指示書、美容師さんすごく褒めてた。あの指示書は、俺のカルテと共に美容院に保管されることになった」

 

うるせえ。笑

しかし、ヘアスタイルによって夫をみる目はだいぶ違う。きちんとしているとやはり嬉しいものだ。

 

f:id:azarenia:20170723232441j:plain

どちらの妻と一緒に暮らしたいかという観点からだって、一目瞭然だろう。

 

がんばって本当によかったな、救われた。それしか言えない。

 

人は見た目が9割なんて本もあったけど、やりすぎない程度に見た目に気を配っている人は健全であると思うし、「やりすぎなさ」はセンスとしてレベルが高い。

 

ヘアスタイルをはじめとするファッションについては、長らく学術的スキルを高めてきた方々ほど軽視するケースがある。

頭から馬鹿にせず、何事にも好奇心を持って精進していただければと願うばかりです。

 そういえば夫に美容院代渡すの忘れた。

お題「最近涙したこと」

きらりんシールを最低導入コストで楽しむ

むすめの物欲(レベル:小1)と日々戦う、二児の母です。

 

むすめが、またもや女の子向けテレビ番組の隙間に挟み込まれるおもちゃCMに触発されて「きらりんシールがほしい」と言い出しました。

「スタンダードセット」が高すぎることから、中身少なめの追加購入用「ジュエリーセット」を買ったのですが、それで充分だったよという話を以下に詳しく書きます。

スタンダードセットの内訳

おこづかい制を導入しているので、きらりんシールは自分で買って構わないよと話しましたが、お店が遠くにあるのでなかなか出かけられない。そこで、送料無料の家電店サイトで「きらりんシール」の販売バリエーションを一通り見てみると・・・

「基本のセット」をうたっているこちらが、まぁ高いこと。

きらりんシール スタンダードセット

きらりんシール スタンダードセット

 

 小1における3000円強は、こつこつ貯めてきたお小遣いを根こそぎ奪う額。非情。

おかーさんがちょっと出資しようかと思いましたが、その前に内容物をよく見て「ほんとうにむすめ本人が一人でじっくりハマれるものか」「いらない付属品が入っていないか」を検討しました。企業の思惑どおりに、利益率が底上げされたものを買うのがイヤ。

 

まず、「一人でハマれるか(製作ステップを一人でやれるぐらい簡単か)」

以前同様にCMから欲しがった「ドリームアーツペン」は、

  • ペンから出る液がなかなかきれいに出ず、大人のチカラを借りないと仕上りがよろしくなかった
  • 付属の小さいブラックライトを当てて、ペン液を固める作業が面倒くさかった

といったことがネックになり、フルセットを買ってあげたのに埃をかぶる結果になってしまいました。

きらりんシールは、パイロット公式サイトを見るに、台紙のシール表面にきらきらシートを当てて転写していくという作業がメイン。ステップの難易度としては大丈夫そうと判断しました。

 

次に、「いらない付属品が入ってないか」

そのせいで高いのなら買いたくない。公式サイトを見るに、スタンダードセットの同梱物は以下。

  • 本体(プラスチックのバッグ)
  • ハート形の作業シート(シリコン製っぽい小さな土台)
  • かわいい形のローラー
  • かわいい形のシールはがしスティック
  • レターカード3枚
  • シール台紙1枚
  • ベースシール3種類×2
  • キラキラシート24種類
  • ステンシル用シート3種類

「マジでいらねー」と思ったものを赤字、「うちにあるものを使いたいのでいらない」と思ったものを青字で示しております。(※超・個人の感想です)

ちなみにシール作りの材料となるもの(黒字)は流石に充実しており、ハマった子には、これだけあったらとても楽しいと思われます。

 

付属品の代替

上記赤字の品の値段を持ちたくないし、そもそもやってみて本当に楽しいかどうかを小ロットから判断したくなったので、むすめには追加購入向けの商品「ジュエリーセット」「どうぶついっぱいセット」を薦めました。

ちなみに、これらにはベースシート・キラキラシート・ステンシルといった最低限の材料しか入っておらず、600円ぐらいです。

むすめは、おこづかいで「ジュエリーセット」を買うことを選びました。

きらりんシール ジュエリーセット

きらりんシール ジュエリーセット

 

 実際に「ジュエリーセット」から一緒に遊んでみて、スタンダードセットだけに入っているツールが無いのにどうやって使ったかを以下に記載します。

結果を先に言うと、ほんの少し発想の転換が要るだけで、まったく問題なし。

【本体(プラスチック製のバッグ)】

これがあれば、片付けた後も「ここにきらりんシールが入ってるね!」とわかりやすいし取り出しやすかろう。しかしうちでは、ジップロックで充分と判断。

シート系のものばかりしまうので、折れが心配ならばボール紙でも一枚入れておけばよいでしょう。

【ハート型の作業シート】

ベースシールは、1枚の大きなシートにたくさん入っていて、1つずつ抜き出せるようになっています。公式サイトの説明によると、加工したいベースシールをこのシートから抜き出して作業シートの上に載せましょう、というステップになっています。おそらく作業シートはシリコンなどの滑らない素材で出来ていて、小さなシールを乗せるとピタッと止まるようなものなのでしょう。

が、実際のブツを見るに、最初に抜き出しちまうから作業シートが要るんだよという構造になっています。シートから抜き出さないまま作業をすれば、手で押さえるのもラクですし、作業中にズレるような不安感もありません。

f:id:azarenia:20170629180104j:plain

色(キラキラシート)をつけたいベースシールだけ、はくり紙を外して作業を行うという作りなので、シートに入ったまま作業をしても、周りの未使用のベースシールへの影響はありません。

【かわいい形のローラー】

要するに、ベースシールの上にキラキラシートを乗せて、その上をぐりぐり出来るものなら何でも良いのです。最初は口紅のフタを貸してあげてみましたが、指でぐりぐりするのが最もきれいに貼りつくことに気付きました。特にステンシルシートを使う場合は、細かい模様を隅々まで写すので、指でぐりぐりが最高です。

【かわいい形のシールはがしスティック】

つまようじで充分。しっかり尖っていて、ベースシールのはくり紙をめくりやすい。

 

こんな感じで、むすめが作るのを最初だけ手伝ってみたら、キラキラシートを剥がすとステンシルした模様がきちんと出てくるのが快感だったり。

なんだか自分も作ってみたくなり

ハハハン・・・(*´ω`*)

f:id:azarenia:20170629180218j:plain

たのち~・・・(*´Д`)

 

つーわけで、いや~、良かったですよ。きらりんシール。(笑)

次は「どうぶついっぱいセット」を自分で買っちゃうかもしれない。

ちょっとの雨風だけで。

大人なりにかわいいママンを目指したい、二児の母です。

 

そんなヘアスタイルにしてもらったはずが、ちょっと雨風にさらされただけで、もとい、ちょっと走って子どものお迎えに行ったとかそんな程度の向かい風で、「少年漫画には必ず出てくるやつ」みたいなヘアスタイルに変わってるのつらい。

 

https://www.instagram.com/p/BVly8eolOWy/

Although aiming for a cute mom, it is painful to become a hairstyle like "a character always exists in a boys' comic" just by being blown by the wind.#cartoon #drawing

お題「雨の日」

友達の遺伝子を持ったひと

 

 GWは行きつけの道場がお休みでいつも残念、二児の母です。

 

さて世の中には、見た目に関して同じ遺伝子をもった人があちらこちらに存在する。

f:id:azarenia:20170428112242j:plain

 

尊敬できる部分がある女性としか友達にならず、女友達の数が極端に少ない自分にとって、マーちゃん(仮)は貴重な旧友のひとり。

高校時代に、部活も専攻も違うのに友人つてで出会い、なんでもない話をしながらずっと仲良くしていた。離れた学校へ進学した頃は文通(!)をし、就職や結婚をした頃はmixiでやりとりをし、家族が増えた昨今はfacebookで交流が続いている。

 

マーちゃんは色白で目が細く、やせておらず太っておらず、髪が黒々としている。背丈はわたしより少し高いくらい。

話し方はすごくゆっくりというわけではないが、いつも穏やかな雰囲気が漂っていて、飾り立てない素朴な恰好をしている。が、とある素材分野においては学術的研究研鑽を重ねたプロであり、高度な理系である。中身のガチさと、見た目のゆるやかさとのギャップが良い。

 

遠くに暮らすマーちゃんとは滅多に会えなくなり、近況はSNSのお陰で知りつつも、マーちゃんの実体的な雰囲気をリフレインする機会はない。

しかし、子どもを園に通わせることがきっかけでトトちゃん(仮)というママさんと出会ったのだが、初めて会ってご挨拶したときに

「このひと、マーちゃんにすごく似ている。このひととは、間違いなく仲良くなる」

と肌にぴりぴり来た。

色白で目が細く、やせておらず太っておらず、髪が黒々としていて、わたしより少しだけ高い背丈。穏やかな雰囲気が漂っていて、飾らない素朴な恰好をいつもしている。

 

自分から誰かにべたべたする性分ではないが、トトちゃんとは、子ども同士が仲良しになったことも重なって、あっという間に親しくなった。

驚いたのは、トトちゃんが、見た目のゆるやかさと相反するように、非常に能力が高いひとだったことである。一言でまとめると、暮らしや子どもたちや学校のイベントで必要になったものは、食器棚から着ぐるみまで何でも自分で作ってしまう。

手先が器用というだけでなく、技術的な環境も充分すぎるほどであった。3月に卒園イベントで保護者が踊ったり狂ったりした日(後に書きます)の配布用 DVD も、彼女が撮影・編集を手掛けたと聞いている。

初めておうちへ遊びに伺ったときにトトちゃんは自分の macbook をリビングに置いていて、これはと思ってLINEスタンプを作った話をしてみたら、昨今のスタンプの作り方やトレンドについて彼女はとっくに周知で、楽しく意見交換ができた。素晴らしかった。

 

それはさておき言いたいのは、トトちゃんの見た目から「マーちゃん似」という強い親近感を持ったものの、後から「中身のガチさとのギャップ」というマーちゃんの最大の特徴が彼女にも在った事実である。

そして、トトちゃんもまた、わたしと同い年であった。

 

勝手ながら自分の腑に落ちた。

このひととマーちゃんは同じような遺伝子を持っていて、そういうひととわたしの遺伝子は相性がいいのだ。見た目からでもそう信じて、自分の殻を破ればいい。

 

この件があって以降、懐かしい友人に顔のかたちやバランスや体形がよく似たひとと街角ですれ違うと、「ああ、○○ちゃんと同じ遺伝子持ってるな」と気軽に声をかけたくなる。

どう声をかけようと怪しい感が拭えないので、至らないけれど。

 

f:id:azarenia:20170428235253j:plain

 お題「マイルール」

「PTA部」で、いいんじゃね?

去年度はなんの委員経験もないまま、学校PTA実行役員と市PTA役員をいきなり兼業しました、二児の母です。

 

先に言っとくと、PTAとは、学校の先生と保護者がスクラムを組んで、学校運営のために必要な雑用に当たるボランティア組織のことです。

子どもがいなかったり、子どもが学校に通っていないかたでも、「むかし、おかーさんがそういう集まりに出ていたっけかな・・・」と思い当たるのではないでしょうか。

 

昨今、過激な論調でPTAの存在や意義を否定する記事が話題になりやすい。

「いきなり(しかも重たい役割2つも)やらされた」保護者のひとりとして、そういった記事は気になってついつい読んじゃうのですが、

  • PTA業務内容全貌をわかっていない段階で、焦って全否定
  • 「仕事しているのに」が唯一の盾
  • 自分の都合ばっか言ってる
  • 創意工夫した形跡が見られないまま、現行のPTA業務内容や勤務先の無理解に文句言ってる

といった特徴が滲み出ていることが多くて「香ばしいな・・・」と思ってます。

 

去年度自分がそういう業務をやっていたことは近隣のママさんたちもご存じで、

「今度PTA委員決めがあるんだけど・・・PTAってたいへんでしょう?」

なんて、ざっくりとした全体像だとか腰が引けているご自身に対する同意やらを求められることがしばしばあります。

 

PTAに関わった方々の様々な思いや、小さな仕事や大きな仕事、PTA活動を通して知った地域の方々の貢献度合い、身近で感じられた先生がたの頑張り、

イベントとしても精神面としても、よもやまあったことをまるっとひっくるめて「たいへん」

毎度この一言でくくられる件について、わたしは内心ものすごく残念に思ったり、ムカついたりしています。

 

PTA業務内容をよく分かっていないのに、なんでそんなに嫌がるんでしょうかね。

おそらくそれは、委員経験者が一言で「たいへん」とくくって語ってきたせいだと思います。薄い情報のくせに、いやさ加減だけが独り歩きをして、えらい勢いで広まっている。

 

わたしのとこの小学校はとても人数が多く、よって保護者の数も多いのですが、

PTA活動に対して積極的でない保護者が多い雰囲気があります。

仕方なく「子どもが在学中に一度は何か、委員を頼んます」という制度をとっていますが、それがプレッシャー感にもつながってしまう。

 

市PTA組織にも関わったことで、よその学校のPTA活動を知る機会が多かったんですが、

少人数な学校で「どの保護者も、毎年いくつかのPTA委員(役員)を兼任している」みたいな凄まじいPTA組織もありました。

そこのかたから聞いて驚いたのは、そういう学校のほうが、

選挙やくじ引きでイヤイヤ委員決めをしているのではなくて、「じゃーわたしが○○委員(役員)やるわwww」みたいなノリで、つまり立候補で委員(役員)がスパスパ決まっているという実態でした。

 

わたしんとこの学校のほうが人数は圧倒的に多いのに、このやる気の差はなんなんだろう・・・

 

根本的に「組織として、居て楽しいかどうか」にかかっているのではないかと思います。

きれいごとを言う気はなく、実際 PTA活動においては、自分の時間や体力を割く思いをする場面ばかりだと思うのですが

  • 集まったメンバーで力を出し合う、協力し合う
  • 和気あいあいと、がんばる
  • イベントの、スタートとエンドの気持ちを分かち合う

振り返ると、こんな1年間でした。

 

ん?これって・・・ああ、部活みたいだったわ、と。

もちろん責任もそれなりに伴うし、お金も動くんですけど、そんなことは大人だから分かるだろ。当たり前。ただ、若かりしの頃の部活的な楽しい雰囲気をそのままPTAにも持ってくることは可能だな、ということが身をもって分かりました。

 少人数PTAさんの話に戻すと、少人数かつ長年気心の知れたメンバーの部活であれば結束感は確かに上がるわけで、1年間しか居ない「ゆきずり」のメンバーばかりの大きな部活(うちとこのPTA)を盛り上げるのはそりゃ~難しいかな、と思いました。

 

そういえば自分たちが学生だった頃も、まじめそうで学校に必要な団体のことは「○○部」ではなく「○○委員会」という名称になっていたけど、

輪として楽しくやっていけるんだったら「○○部」と言っても差し支えなかったんじゃないだろうか。

 

そして、冒頭に挙げた「PTAなくなっちまえ」論者には、こうした協力体制に関する情報や経験が欠けていて、与えられた役割をあたかも一人で背負わねばならないと思い込んでいる風がある。それじゃあ、不安になるのもわかる。

 

仕事を抱えている母親だけでなく、家事育児介護などで無償労働を抱えている母親もゴロゴロいる昨今です。

だからこそ、PTAの役割が降りてきたら、それぞれが出来る方法(効率的な伝達方法、活動時間帯etc.)を模索して、うまく役割分担をして、「ありがとう」とお互いに声をかけながら、学校に必要なことを - つまり、学校に通っている子どもたちに本当に必要なことを、やっていく。

これまでのやりかたにこだわる必要はありません。なので、母親以外の保護者にも参加する権利は当然あるし、むしろ参入いただくことでこういう流れを作りやすくなるように思います。

 

新しい保護者のかたちには、新しい組織運営の方法があります。
あら?

・・・それって、PTAに限った話じゃなくってよ。

働いているあなたがたが上手くPTAの仕事を回せたなら、仕事の上でもいつかふと、役に立つときが来るかんね。

f:id:azarenia:20170423113725j:plain

自己紹介を間違う

え~、何から言ったらいいのかわからないですけど、二児の母です。という自己紹介をやった話。

 

昨年度は、子どもの通う学校で初めてPTA役員という肩書を賜っていました(ついでにもう1つ役職が追加されました)。

ふたを開けてみたら無償労働なくせに仕事が多すぎて、誰にも打ち明けはしなかったけれど心底はらわたを煮えくり返し、じっくりコトコト煮込みながら激務をこなしていました。

他のボランティア団体(や活動)だったら、もうちょっと実があったり楽しかったりするんだろうか、何かこう「怒り」より先へと思考を進める手がかりになるんだろうか・・・と、今月は、幾つかのイベントにてボランティアスタッフをかって出ていました。

 

そのうち、関東圏内では新しい、紙を使った雑貨などの販売を大々的に行うイベントがありまして、そこで最初にボランティアの人々が集って自己紹介をする場面があったんですけども、ここでわたしはひじょうに迷ってしまって冒頭の一言を発したわけです。

 

自己紹介をするときは、自分より前にスピーチした方々と比べてその長さは合わせますが、個人的には他の方々が使った言葉は繰り返さないように心がけています。

その場に集った方々が自分に興味をもっていただける(覚えていただける)ものでありたい。

 

ということは、自分の持っている特徴カードの束から、場の指向(カテゴリ)や目的に沿ったものを取り出していけたらすごくいいなあ。逆に、意外性のあるカードも出しておけたら印象は強まる。(と後からになって思うのです)

 

その紙ものイベントの説明会で集まっていた方々は、ボランティアスタッフも説明側スタッフもこんな感じのカテゴリでした。下線をひいたものは、わたしと皆さんにおける共通事項。

  • 女性(20~30代) わたしより若く、独身や新婚。子どもなし
  • 紙雑貨が好きで、なにかの形で関わりたい
  • ボランティア経験はあまりない
  • なにかしらの創作活動をしている
  • イベントを主催している雑貨会社のファン(その雑貨店のセンスが好き)
  • (都会派というよりは個性のやや見えるファッション)

 

で、わたしが持っているカードはけっこうあり、短い時間にすべてを言うのははばかられ・・・

  1. 40代、二児の母
  2. 紙雑貨が好き(中でも、子どもの頃からレターセットやノートが)
  3. 学校PTAや空手イベントでのボランティア経験があり、その比較検証として今回応募している
  4. 創作活動(ガラスペンに青いインクをつけて描くのが好き。ブログとかLINEスタンプ作ったりしている)
  5. 空手の稽古を大切にしている
  6. イベントを主催している雑貨会社のファン(その雑貨店のセンスが好き)
  7. (都会派というよりは個性のやや見えるファッション)

 

この中から自分を端的に表現できるカードを瞬時に選んだ結果、バックグラウンドを説明できる 3と4をはしょってしまって 1 と 2 と 5 。

 

空手は自分の日常に混ざっていることなのだけど、そういえばこのカテゴリの方々にはご縁がないことだろうしどうも強烈すぎたようで、なにもかもをすっ飛ばして「空手のひとだ」という覚えられ方に・・・(''Д'')

 

でもまあ、(こんだけ書いといて)自己紹介なんてのは最初のとっかかりに過ぎない。

そのあとスタッフ活動や懇親会でみなさんと交わりながら、「ノート自体やノートへ書くことに対しては変態」と正しく認識していただけたので、一切の悔いなし。

 

このイベントでスタッフ休憩時間を削りながら買ったもの。

f:id:azarenia:20170418094528j:plain

スマホを持つようにはなったけど、やっぱりなにかしら手でペンを持って書きつけていきたいね。触ってめくって楽しいのは、スカートだけではないのだ。

 

今週のお題「自己紹介」

かいにいく

買いに行く。

 

きほんのちょうみりょうを

がっこうでひつようだといわれたものを

あのほこりをきれいにはらえるどうぐを

ちいさくなったふくのかえを

かいにいく

 

あめそぼるひも、てりかえしきついひも

かいにいく

 

なくてもどうにかなるけれどここにぴったりはまるものを

あったらひといきつけるものを

ときどきじぶんがどきどきするものを

かいにいく

 

だいなりしょうなりのいのちをしょっちゅう

かいにいく

 

わたしがかいにいかなければだれもかってきてくれないから 

 

みてさわっためかたのなかにしんじつがあるから

 

わたしだけにきこえるおんがくをかけながら

かいにいく

 

あしどりしっかりと

かいにいく

できるだけ。

f:id:azarenia:20170318211146j:plain