アザレのシカク

カテゴリが多すぎる兼業主婦アザさんの視覚?死角?□?な日記

オフィスを魔窟にしていい人の条件

小さな事務所で最善を尽くす、二児の母です。

 

きょうはいつもの事務所仕事が片付いたので、ひとり、物理的な「片付け」作業をやっていました。収納場所の割に小さすぎる箱へ山積みに備品が入っていたりして、そこを掘ってみたところ、安いからまぁいっかと自腹で買っていた「ホチキスの針」などが発掘されました。100円分ほど傷つきました。

 

「片付いていない」≒「金銭的に損をする」

 

えらい人や能力の高い技術者ほど、デスクはめっちゃくちゃにモノ積んでいる「魔窟」を名乗りがちで、「俺はこれで、どこに何があるか把握できるんだー!」と豪語しているもんですよね。それでまぁだいたいどうにかなってはいるようだけれど、

ちょっとした損をなんとも思わないような精神構造、あるいはそういう暮らし(お金に困っていない またはおかね以上に優先していることがある)をしているんなら、それでええけどな。と思います。

たとえば書類の発掘遅れで小さな損をして、後悔をずっと引きずるようなわれわれ庶民においては、ちょっと片付けといて、既に持っているものぐらいは1ビューで把握できるようにしといたほうがいいんじゃないですかね。

 

自分は潔癖症でもなんでもなくて。素人ながら、空間デザインとか人の導線にずっと興味があるのです。「毎日やるこのアクション、モノをここに置くだけでこんなに楽に済むとしたら、すっごく便利じゃん!」というライフハックを見つけることに、非常にお得感をもつタイプなのです。

「モノをどこに置くと存在が分かりやすいか、使いやすいか」を考えながらモノを配置したり、ラベルを貼っていったり、考え無しに放置されたモノの存在理由をかみ砕いて処分していくのが楽しい。

周囲の環境に対して納得したい、と言えるかもしれません。

 

「片付いていない」≒「思考停止」

 

と見ていることも、多いです。

自分は思考停止している人を下に見るところがあって、よりよいソリューション(片付けや配置)を提供することで無意識にドヤっているのかもな、と振り返るようになりました。素直に魔窟積んで他のことに取り組んでいるひとよりも、性格悪そうですね。

うら若き発達障害者の息子は勉強に凄く集中する人で、そしてデスクは案の定魔窟の初歩であるカオス状態。その散らかりは、おそらく「目に見えていない」。

作業スペースとそのとき取り組む勉強道具さえ手元にあれば、困らずに勉強を済ませることができて勉強部屋から出てくるので…デスク上のカオスを彼の目が客観的に捉える時間は、日に1秒あるかないかぐらいなのかもしれない。

そういう特性の人も居るのだなぁ、ということは分かりました。

 

そういえば、最近すごく好きな写真。

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そもそも、自分のところに来たモノを限界のあるスペースへどうにか置いていこうというせせこましい生活をしているからこそ、上記のような発想や悩みが生まれる。

このおいちゃんみたいに、広いところで、1つ1つのメインなモノ(ここでは作品)に対して必要なものをまとめて置いておけるのが理想だなぁ。

ついでに言うと、このおいちゃんのテラコッタカラーをしたシャツと短パンのセットアップがすごく良いなと思っていて、探してみてもさすがに見つからないので、ユザワヤで生地を買ったり染めたりして自作するしかないのかなと憂鬱になっています。

まぁ、ピカソなんですけどね。

励まし励まされる人生を歩むために

仕事と家と絵と空手を回して生きている、二児の母です。(お手玉ピエロみたい)

 

学校PTAダブル役員&発達障害の息子受験、という巨大な肩の荷がおりてから、今年は「同じぐらい、個人的に色々動いてみよう」と考えて動いてきた年でした。

自分のやりたいことを突き詰めていき、やりたいことが見えて取り組むようになって幸せになったはずが、特に感じるようになったのは、

 

刺さるような孤独。

 

家族もいるし、身近には親戚や知り合いの方々もいるんだけど、(自分が絵を描くようになったからその題材にもまつわって)感動するもの、美しいと感じるものについて話し合い共感ができる人に激しく飢えている、ということが分かってきました。そもそもこれってコミュニケーションなので、一方的ではなく、双方向に満足の行くかたちでないと解決しない。

すぐにそれが実現できる当ては見えてこないけど、焦るのは青い実をかじるようなもので、多分よろしくない。自分がジワジワとやれることとしては以下の2つぐらいかなぁと思って、動いてきています。

【1】地元のお店をほのかに応援する

そういう話題をダイレクトに話せる場所ではないものの、心の拠り所になるような美味しいものやサービスを提供してくれるお店を、いくつか平行して発見し懇意にし始めたのも、今年に入ってからです。

 

勿論おかねもかかりますんで頻繁に行くわけじゃないんですが、人として素晴らしいお店のかたが自分のことを覚えてくださっているだけでも、気持ちがとても温かくなるもんなのです。人当たりと美味しさと栄養のミックスジュースで、元気をもらって先へ進める。

そんなところで、常連顔をしたり(そこまで常連じゃないし)、面と向かって「応援してます!」とか言うほど、自分、ギラついたラテン顔じゃないんですよ。さっぱりしつつ、ほのかに応援したい。

 

その手段として最適だと思ったのが、googleマップのローカルガイドになること。

いいお店でも、googleマップでそこを調べたときに、意外とクチコミが少なくて容貌が掴めなかったりするんです。お店のいいところや美味しいメニューについて、匿名で詳しく書いて投稿しています。お気に入りのお店が繁盛しすぎたら入れなくなるから、本当は、やだけどね。笑

【2】ファン先と、自分のファンを作っていく

絵を描き始めてから、最初に入ったコミュニティはインク画のSNSグループで、今年はインスタもかなり活用するようになりました。

勿論前者のグループでも投稿やコメントをしあって楽しませてもらっているんですが、インスタのパイったらなんかもう、無限。自分が絵をアップしたときに世界から人が見に来てイイネしていってくれる喜びと、世の様々なアーティストの作品や美しい写真をジャンルの垣根無く観られることにメリットを感じています。ぜんぜん知らない外国のかたなのに、毎日すごい絵を描いていて、わたしの絵にも必ずイイネをつけていってくれるアカウントが最近いらして、それだけでもほぼ毎日が感動です。笑

 

最近新しく取り組んでいるのが、インスタでいいなあと思ったよそ様の写真などを自分で絵(インク画)に変換して、インスタへアップする作業です。

「これは・・・とてもいい!」と思ったものにしかそれはやらないので、たいてい勢いでワーッと絵にしてしまうんですけど、やっちまった後はすぐ、絵の元になったアカウントに報告しています。押しつけがましいことは一切抜きにして、「あなたの作品がとても良かったので、変換しました」と、とにかくシンプルに報告する。

それがご縁で、あちら様がフォローしてくださったり(恐縮)、何よりも喜んでくださるのがとても嬉しい。

(勿論、わたしが販売行為をしていない、つまり絵の元になった作品に損得が絡んでこないアマチュアだからこそ、問題が無いわけですが)

 

先日は、国内のちょいと一癖ある顔が得意なぬいぐるみ作家さんのベアが凄く気に入って、絵変換行為をやりました。あんまり気に入ったんで思わず額装までやって事後報告したところ、あちら様も喜びのコメントをくださり、しかも近日中にイベントで出品なさることが分かったので、ご挨拶と作品ガン見がてら自分が作った額装画をお見せしてこようと思っています。

https://www.instagram.com/p/BkRMUJ_BQG7/

一般的な人生時間のだいたい半分を済ませたから、わたしにはもう、躊躇している時間なんて無いんです。

額装画を気に入っていただけたら、そもそもあちらさんの作品を元にしたものなんで、差し上げてきても構わない。

 

お会いできたら、まず第一にしたい話は「あなたの作るもののファンです」ということ。

そして二番目には、「わたしはあなたの佳きものをこういうものに変換できますけど、よかったら一緒に何かをやりませんか」という話がしたい。もしかしたらあなたも、わたしがしたいと思っている話に飢えている人かもしれないから。

そのぐらいのレベルを保つべく、きょうもなんかを作ったり考えたりして生きていこうと思うのです。

 

作りたいものに向かって突進している間、時間は飛び、孤独という概念は消え失せる。

 

今週のお題「2018年上半期」

チョークアート、抒情派。

描くことを日課とする覚悟を決めた、二児の母です。

 わたしはふだん、インスタに万年筆インクを使ったイラストをアップしています。SNS繋がりをもってくれている方のなかにスイーツショップのオーナーがいらして、店舗内の壁面(黒板仕様)にバイトさんが春絵をわーっと描いているポストが。
「Oh・・・これはいいキャンバスですね、やってみたい」とコメントしたところ、上島抜きのダチョウ俱楽部ばりに「どうぞどうぞ」とご連絡いただいたので、先日ついに描かせてもらってきました。言ってみるものです。

 

お話を伺ってみると、バイトさんには本来店舗業務をやってもらうのが一番なので、絵を描くことに時間を割くのは少々厳しいものがあったとのこと。わたしからの申し出はwin-winであったようです。

(ちなみにスターバックスには、絵が描けることをスタッフの1スキルとして認めている制度があって、クオリティの高い手書き看板を上手く持続させているようです)

 

さて、チョークアートというとたいがい、暗めの黒板に強めの白いラインでくっきりと描いていくものが主流かと思います。モダンやアーバンといった言い方が合うような。

今回、季節的に「桜が終わったばかりの春」ということで道端の小さな草花をテーマに描こうと決めていたことに加えて

  • お店の黒板が、真っ黒ツルツルというより少しごつごつしている系だった
  • ご用意いただいた画材が、昔ながらのチョークだった(さほど濃く描けない)
  • 店舗内のインテリアがシャビーシック系だった

という要素がありました。
つまり、上に書いたようなアーバンでくっきりしたアートよりは、ボカシを使うなどの柔らかい描きかたをするほうが、モチーフ的にもしっくり来ました。

 

手先が渇きやすいので軍手をはめて描いてみたところ、ボカシたり線を直すのにとても便利でスピーディーに作業が進みました。消す道具をとりに行かずとも、指や手でやれますからね。

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消えやすいかと思いますが、お店の雰囲気を損なわないものが出来たかな?と思います。

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上の写真はちょっと暗めに写ってしまいましたが、ドア上はこんな感じで・・・

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最も重視したのは、「店舗に入ったお客様からは、どこが、どう見えるか?」という点です。

最初に目に入るのは、ドア向かって右面の大きなぺんぺんぐさ、のさらに上方です。

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 (↑足元が寂しかったので、ランダムな線を入れてポンポンとぼかし、もあもあさせてみました。これはこれで空間が埋まります。笑)

目に入るところにぺんぺんぐさだけだと寂しい感があったので、小さな蝶の子を添えてみました。シャビーなイラストなので細かく描き過ぎないのがみそ。

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 花の上方がもあもあしているのは消し跡なのですが、これはこれでプラモでいうところの「ヨゴシ」みたいな味が出ていて良いなと。(-ω-)

 ドア向かって右面には、場所全体を使ったぺんぺんぐさを大きく描き、ドア向かって左面には細かいモチーフを散らすことで、変化をつけています。

モチーフのテーマや描き方は統一しているので、ばらばらなイメージはないかなと。

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この壁面は足元まで黒板ですが、この壁面の先(向かってさらに左)はすぐ事務所になっていて、人がPC作業をする場所になっています。 彼らの常に目に入るところになんかがたくさん描いてあるとうっとおしいだろうなと考え、この、お客様から見えるところまでしか描いていません。
(ただし、たまに「下や左側になにかあるのかしら?」とこの棚の上から覗いてくるお客様がいらっしゃるということなので、下面にも隠れキャラ的に蝶の子を描いておきました(^^) この絵は、来店された方だけのお楽しみにしておきます。)

 

そこに一番長く居るであろう人物は店舗スタッフのかたがたなので、彼らにとっても居心地の良いアートになったら良いなと思います。

 

チョークアートは、10年ほど前に近所のご縁あるお店の看板をちょいと直した程度はやっていましたが、大掛かりなものは初めてでした。普段は、A5用紙に万年筆インクでイラストを描いています。(これは、今回のアートに役立ったスケッチ)

https://www.instagram.com/p/BhHBESsAawk/

 

小さい紙に描くのもそれはそれで構図などを気に掛けるものですが、大きなキャンバスをもらうと、空間構成や見る側の目線など、いろいろ新たな思考が深まる部分が生まれ、脳の違う部分を鍛えてもらったような感がありました。

「今後にどう役立つか」といったことは一旦置いておいて、もしチャレンジとなるものを頂く機会があって、日常忙しい自分が取り組みやすそうであれば、手を出してみる。心の中のYAZAWAも賛成してくれると思います。

 

 今回の場所:コガネイチーズケーキ

今週のお題「自己紹介」

夜中の家事は祈りである

わたしたちは疲れのある夜更けにも家事をする

 

それはわたしたち自身が、翌朝起きたときに -

 

例えば

台所の流しがまだ散らかっていたりとか

隅が黒ずんでいたりとか

 

そういったことに絶望しないように、と

祈りをこめているのだ

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万年筆ラクガキ沼、にハマり中

手も足も「せいかつ」に絡めとられまいと生きる、二児の母です。

 

これまでこのブログでもイラストを挙げながら記事を書いてきましたが、半年前ぐらいから、画材が万年筆と万年筆インク(染料インク)に変わっています。

 

きっかけは、伊東屋で「色彩雫」というきれいなミニボトルに包まれた万年筆用インクの佇まいに一目ぼれして、価格も手ごろだったから3色セットを買ったことだったかな。

ガラスペンでずっと描いてきたんですけど「万年筆インクで描いてる人っているのかな」と思って検索したらサトウヒロシ先生に行きつき、彼がインクの線を水筆でぼかす楽しさについて大々的に公開してくださっているのを、いつしか食い入るように見ていました。

ink-drawing.amebaownd.com

 

あそうそう・・・サトウ先生、出したての書籍。

廉価版万年筆と水筆を、ぜひ合わせ買いしてみてください。

万年筆ラクガキ講座 (エイムック)

万年筆ラクガキ講座 (エイムック)

 

 ガラスペンは、つけたインクは描けばすぐ減ってしまうので、描きたい線を描くにはまあまあコツが要ります。しかし、試しに一番安い国産万年筆を買ってみて、コンバーターなるもので好きな色のインクをいっぱい吸い込んで万年筆に充填しておけばずっと描けるじゃありませんか(笑)。なんせペン先が非常によく出来ていて、描いていて引っかかりもなんもなくつるつると滑り、気持ちいいことこの上なし。

 

ああ・・・最高の画材が見つかったな。

と思うと同時に、サトウ先生は万年筆や万年筆インクの新たな次元の扉を開いちまったなとも思いました。

 

なお、万年筆で描くとなると、インク色ごとにペンやらコンバーターを買わなければならない算段になってそれはそれで厄介(ペン軸は1つでコンバーターだけ取り換えてみる、といった荒業も試してますが基本的にインクはペンの中で混ぜるな危険)。なので、多色を使いたいときにはガラスペンも活用しています。

 

家族が全員出かけてからわたしが出勤するまでの午前時間には、必ず1作品描くようになりました。なんのバックグラウンドもありませんが「いつかは個展を開こう」と思うようになり、ついに今週は最初の足掛かりとして展覧会に1つ作品を掛けていただくことになりました。

 

朝に描いているものは、作品といってもA5ノートに小さく収まる程度。

なんせペン先からしてすらすら描けちゃうんで小一時間で完結しますし、ノートとしてたまっていったそれをうちの子が喜んで見てくれたりするんですよね。

 

作品はこんな感じで、インスタのほうに挙げています。(Twitterと連携させていますが、リンクしか載らないので全然ダイレクトじゃないですね~)

 

【作例1 おてがみに添える】

 

https://www.instagram.com/p/Bfz3itgFm9l/

お花のところ、ペンでちょんちょんと点打ったところを水筆でちょいちょいとぼかして描いています。簡単すぎる。文字と同じ1色だけで描いても、統一感があってキレイですよ。

 

【作例2 藤井聡太6段】

https://www.instagram.com/p/BfXD9VMl7bJ/

ザツですし2色しか使ってませんけど、味わい出るなあと。

 

つーわけで、安い万年筆1本(最安はプラチナ万年筆preppy)でなんか描いてみて、安い水筆1本でそれをぼかすという遊びをわたしからもおすすめします。

お題「ひとりの時間の過ごし方」

あたし やばいおかあさんだから 

一人暮らししてたの おかあさんになるまえ

アロハきて やぶれたデニムはいて ITきぎょうでうかれてた

 

ネイルに顔かくの 子どもにウケるから

走れるヒールさがしたの 体力つけたいから

あたし やばいおかあさんだから

 

あたし たのしくやりたいから

5時起きのあと 一杯呑んで出勤前にねるの

あたし そのまんまだから

大好きなおかず 3ばい作ってみんなで食うの

あたし そのまんまだから

キン肉マンを子どもべやにおいといてはまらせたの

 

ぷよってたのよ おかあさんになるまえ

カレーとかカップめんとかかんたんなごはんくって

いきるセンスないからふらふら目についたものばかり買って

 

子どもはきっかけ くらしがかわるならと

 

そとにでられないぶん おいしいおりょうりしらべた

(おとなカレーと子どもカレー りょうほうつくる)

(あまくちでおいしいカレー のレシピはある)

ねられなくてうまくいかなくてやんできたから はしったり空手はじめた

おんなとしてげんきでるから うごけるファッションたのしむ

えんのイベントでチャラ男芸がんばったら レジェンドみたいになってる

あたし どうせならすてきなおかあさんになりたいから

きんにくとたのしいこと かきあつめておくの

 

いざってときは24じかんしゅうちゅうかんびょうできるように

 

もしも おかあさんになる前にもどれたら

自分にいうの「ちょきんしとけ」って

むしょうろうどうには なっとくいってないし

今のほうが あそびかたもかしこいから

 

昔のことはもうええよ

アップデートされたわたし プラスおかあさん

 

「くろおび、いつとるんですか」ってみんながいってくれるけど

やらなきゃいけないことがすごくありますから ってことわるの

まあじっさいしぬほどそうなんですけど

あたし ずるくてやばいおかあさん

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湖池屋 PRIDE POTATO 「紀州岡畑農園の梅」 - それは穏やかな春の訪れ

去年やったんで受験シーズンの皆さまには寒中お見舞い申し上げます、二児の母です。

KOIKEYA PRIDE POTATOの製品をこれまで楽しんできて、優しい味や各種の出汁の旨味を極め続けた挙句に、すべてを削ぎ落した前回の「うす塩」まで行きついた感がありました。

じゃあ次は一体どんな旨味だしてくるん?と興味津々だったのですが・・・

そうか、季節柄これがあったか。ちうわけで表題の梅味(以下、PRIDE POTATO 梅味と記す)について以下に書きます。

 

最近は PRIDE POTATO 愛が高じて、新作については同じ系統の味を打ち出している他社・同社ポテチとの食べ比べをしています。ただし、今回の梅系については身近では以下ぐらいしかありませんで・・・

  1. カルビー「堅あげポテト 梅味」
  2. カルビーかっぱえびせん 紀州の梅」
  3. 湖池屋「すっぱムーチョ さっぱり梅味」

1. とのみ、食べ比べました。

2. はポテチではないし、3. は酢の酸味を効かせてくることが容易に想像できたので、風味比較の対象外としました。

 

さて、恒例の「袋あけ」(パッケージあけたてのところに顔を突っ込んでスーハーすること。ワインテイスティングでいうところのコルク確認に通じる神聖な行為)。

 香りは梅なんで置いといて(←今回はここだけざっくりさせて欲しい)、驚いたのは梅粒子の細やかさです。こんなに繊細なピンクのグラデーション、おらポテチでは見たことがねぇぞ(野沢雅子の声で)・・・!!!!!

 

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そして一口目で感じたことは、かつて郷里の梅園を散策に行ったときの、梅花の(香りも含めた)控え目な優しさや儚さでありました。

そう、本来、梅というものは優しい・・・。

桜のような派手さはないけれど、いよいよ寒くなってきて春を待ちわびるわたしたち日本人のために、小さな声で「もう少しがんばって」と声をかけてくれるのが梅の花であった。そんな風景を思い起こさせてくれる、(まさかの)ポテチ。

 

これまでの梅系スナックのイメージは、ベージュ色のスナック素地の上にある程度塊が見える梅色の粗い粒が乗っていたり、あるいは練り込まれているものです。梅の、というよりは梅干しらしい酸っぱさを分かりやすく味覚に訴えるには、のように、梅粒子をある程度粗くすれば良いのでしょう。そこをきちんと踏襲しているのが下の写真左の「堅あげ 梅味」で、右の PRIDE POTATO 梅味とは実に好対照です。

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今回の PRIDE POTATO 梅味の革新的なところは、

梅だけど、どこまでも優しい味

すなわち

梅ビギナーにも受け入れやすいおいしさ

にあります。

ちなみに今回の記事には「妊婦じゃないけど酸っぱいもの倶楽部」(妊婦さんは名誉会員とす。)というカテゴリを久々に使っていまして、つまりわたしはもともと酸っぱいもの、特に梅の味が大好きな性分。梅モノのおかしにことごとく手を伸ばしてきて気付いたことは、当然ながら、梅が好きな人をターゲットにすると酸っぱさが強くなる傾向があるということです。

 

PRIDE POTATO が目指す美味しさは、粉(塩含む)の味が強いジャンク的なうまみではなく、

  • おいもの香ばしさや後味
  • 出汁系の旨味
  • 塩(プラスアルファ)の突出した味つけ
  • 上記3つを考慮した上で決められている厚みの違い(食感)

の四位一体感にあります。

 

賞味しながら原材料表を見て思うに、PRIDE POTATO 梅味は、食べやすい梅味を目指して、糖類による甘さをまずベースに敷いています。ピクルス液を家で作るときでも、砂糖の量をケチると酸味が尖って食べづらくなり、砂糖の比率を多くすればいきなり食べやすくなる。

ただし甘いだけのポテチはきもちわるいので、やや厚切り - ザクッと感 - にすることでおいもの存在感(香ばしさ)を上げ、そこへ万能の神である出汁テイストを加えることで新しい梅バランスを生み出しました。


ちなみに今回、この2品の食べ比べ自体が非常に美味しかったことを最後に挙げておきましょう。

梅干しらしい酸っぱさとガリガリ感の「堅あげ 梅味」、こちらばかり食べるかたがいたら、自分はそう・・・

「お達者ですねえ」

と言います。そのぐらい、アゴに来るデシベルや衝撃がけっこう蓄積してきます。これだけですと、じじいばばあにはきついかも知れません。

しかし、書くの2度目ですが優しげな PRIDE POTATO 梅とは実に好対照なタッグで、例えるならばモンゴルマンバッファローマンの「1000万パワーズ」ぐらいのポテンシャルを発揮します。この食べ比べは本当に止まらず、自分は油に負けやすい胃腸であるのに今回3袋ずつぐらい食ってしまいました。今は歯を食いしばり血の涙を流しながら封印しています。

お題「ちょっとした贅沢」